誰しも過ちは公にしたくないもの。
しかし、多くの人々の命にかかわることは、いさぎよく訂正すべきです。
コロ〇の感染者に関しては、未だにPCR検査陽性者が感染者でないと厚労省で言っているにも関わらず、マスコミはウソの情報で誘導しています。
また、先日7月21日に、国立感染症研究所が「ワク珍は効果なし」と正式発表したにも関わらず、得体の知れない物質入りのワク珍を打たせようとしています。そして、その副反応で死亡者がますます増加しているにもかかわらず。
今回は、日本の医学部の教授たちが無視する大規模調査「フィンランド症候群」について、和田秀樹医師の「医学部の大罪」よりお伝えします。
これは、1974年から1989年までの15年間にわたって、フィンランドの保健局が行った大規模な調査研究のことで、循環器系の弱い40歳から45歳の男性1200人を選び、しっかり健康管理をする介入群と何もしない放置群に、600人ずつ分けて、健康状態の追跡調査を行ったものです。
最初の5年間、介入群は4カ月ごとに健康診断を受け、数値が高い者にはさまざまな薬剤が与えられ、アルコール、砂糖、塩分の節制をはじめとする食事指導も行われましたが、一方、放置群のほうは、定期的に健康調査票に記入するだけで、調査の目標も知らされず、まさに放置されました。
そして、6年目から12年目は、両グループとも健康管理を自己責任に任せ、15年後に健康診断を行いました。
その結果は衝撃的なもので、ガンなどの死亡率、自殺者数、心血管系の病気の疾病率や死亡率などにおいて、介入群のほうが放置群より高かったのです。特に介入群には何人かいた自殺者が、放置群にはほぼ皆無に等しかったそうです。
とにかく、今の医療は過剰になりすぎています。
以前ご紹介した破綻した夕張市や病院がストライキをおこしたイスラエルでもそうですし、過剰な西洋医学による介入は、軒並み寿命を縮めていることを証明しています。
この薬を飲んだら、数パーセント死亡率を下げますというようなレベルでは、医者がどうこう言う問題ではなく、各人の生き方の問題ではないでしょうか。
さらに、ガン検診は基本的にすればするほどガンは増え、しかもガンによる死亡者も増えています。見つけなくてもいいガンをどんどんつかまえていった結果、ガンの死亡者が増えているというパラドックスがあるわけです。
このように現代は過剰な医療による弊害が多くなっているので、少し距離をおいて、ある意味“いいかげん”に検診や薬と付き合いましょう。
(参)医学部の大罪