東洋医学では、「腎は先天の気をつかさどる」と言われていて、生命力の象徴と捉えています。腎の気が虚(減少)すると、生命力が衰えるとされています。東洋医学の「腎」イコール、西洋医学の「腎臓」ではありませんが、腎臓は寿命を決めていて、そのカギは「リン」の摂取にあるのです。「リン」イコール「老化促進物質」で、吸収しやすい「無機リン」である食品添加物の摂取をいかに減らしていくかが、私たちの健康のカギなのです。
今回は、前回に引き続き黒尾誠医師の「腎臓が寿命を決める」より、食品添加物を減らすための12の心得をお伝えします。
- ハム、ウインナー、ベーコンなどの加工肉を減らす
加工肉は、がんのリスクも高めます。
- 魚肉ソーセージ、かまぼこ、練り物などを減らす
- なるべく「元の素材が分かる食品」を買う
- カップラーメンを減らす
- 「とんでもなく日持ちがするもの」は買わない
マーガリンなど腐らないものはトランス脂肪酸の害も有名です。
- 「いかにも着色料を使っていそうな食品」は買わない
- スナック菓子はなるべく個別包装してあるものを買う
ついついひと袋という方向けです。
- なるべく手作りのものを食べる
- ファーストフードを食べる機会を減らす
- 「下ゆで」「ゆでこぼし」などの工夫をする
- 値段が安すぎるものには注意する
- 食品表示ラベルを見て「〇〇料」「〇〇剤」という表記の多いものは買わない
以上のことを日々意識していくことで、年月が経つとともにかなりの量のリンを減らせることになります。そして、腎臓への負担を減らしてアンチエイジングになるのです。
あまり神経質になってしまって苦しくなるのは逆効果です。私たちが今まで、食品添加物の恩恵を受けて来たことも事実です。ただ、以前に増して不自然な食生活になっていて、過剰にリンが摂取されている現実があるので、上記の「食品添加物を減らすための12の心得」とともに「体内環境を汚さない食事」を基本に口に入れるものを選んで行きましょう。
そして、体内環境改善には日々「プロトン水」を利用したり、「プラズマ療法」「ファスティング」によって健康・美容を保って行きましょう。
(参)腎臓が寿命を決める