数年前から、私は京都の杏林予防医学研究所アカデミーで細胞環境デザイン学を学んでいます。
細胞環境デザイン学では、治癒は細胞たちの共同作業によって初めて成し遂げられるものであり、私たちが行うべきは、全身の細胞がその共同作業に集中できるよう細胞環境を整えるためのさまざまなアプローチを学びます。それらの学びは、食事・栄養から水、空気、光、音、運動などです。
その中の食事では、栄養や食物繊維が豊富な玄米とそれらをそぎ落とした白米との比較があります。
今回、所長の山田豊文先生は、この玄米と白米との比較になぞらえて、音についての至言をおっしゃっています。
それが「レコードの音は玄米で、デジタルの音は白米」というものです。
超高周波音を豊富に含むレコードなどの音楽は、ミネラルやビタミン、食物繊維などが豊富な未精製食品のようなものです。一方、デジタル配信されている音楽やCDは、豊富な栄養をそぎ落とした精製食品のようなものです。
レコードでは、デジタル音には含まれていない多種多様な複雑な音と同時に、聞こえない音も浴びることが出来、さまざまな健康効果を期待出来ます。
このことは、現代人の多くが無自覚のまま抱える大きな問題として共通しています。
単に食べること・聞くことだけが目的なのではなく、いずれも健康の維持増進が最大の目的であり、現代に生きる私たちは、このようなとても大切なことを忘れてしまっているのです。
そして、先日思いがけず、所長の山田豊文先生から10数枚のレコードを頂きました。
というのも、昨年山田先生が研究の末に作り出した「聞こえる音」と共に超高周波音である「聞こえない音」を再現できる音響システムを導入させて頂いたからです。
私たち人間を癒す自然環境音の恩恵を受けられるように、システムが組まれているものです。
ちなみに、山田先生は長年、多くのアスリートの指導で実績を上げていますが、この聞こえない音で筒香選手のパフォーマンス向上にも指導されていました。
可聴音と超高周波音がミックスされた、未精製の優れた音を聞いて、心身の健康レベルを高めて行きましょう。
(参)脳に効く!「聞こえない音」と「見えない光」