心は、本来見えるものではありませんが、存在しています。
心は、東洋哲学では、主たる魂と従たる肉体を調整しているものとしています。
また心は見えないが、感じて揺れ動くもの、過去や未来に思いを馳せることが出来るもの、そして、波動を飛ばしているものの3つの働きがあるとされています。
いろいろな景色に触れては感動したり、人の言葉で傷ついたりして絶えず揺れ動いてしまいます。過去のことをで悔んだり懐かしんだり、また、未来に希望を持ったり不安に襲われたりしています。そして、愛や恐れは波動として身近な人、物のみならず、地球上から宇宙にまで飛んで影響を及ぼしているのです。
一方、見えないはずの心は、実は見えているのです。
それは、次の5つに表れます。
言葉に表れる。態度に表れる。表情に表れる。姿勢に表れる。呼吸に表れます。
心が明るく朗らかで希望に満ちていると、明るい言葉、朗らかな態度、笑顔、凛とした姿勢、落ち着いた呼吸になります。
逆に、不安で暗いと、言葉や態度、表情が暗く、姿勢も悪く、呼吸も浅かったり乱れたりします。
そして、このような心が原因で、さまざまな病気や問題が引き起こされるのが分かっています。
がんや難病の方々にしばしば見られるのが、「こんな自分が恥ずかしい」と自分を恥じたり、「すべて自分のせいだ」と自分を責めたりすることです。
また、うつやパニック障害などメンタル系の病気の場合は、「どうせ自分には無理」という思い込みが非常に強く、無気力感や絶望感で動けなくなっている人が数多くいます。
また、交通事故でも、それを起こした原因が焦っていたからとしても、さらにその焦っていた原因に人間関係から来るストレス、不安、心配や勝手気ままなどの心が、原因としてあるのです。
このように、心は見えないと思っていても、実は心で思ったことは見える形で表れているのです。
ですから、心を常に、明るく朗らかな状態を意識して保ち、喜んで行動することを心がけて行きましょう。
今の境遇は、心が描いた姿です。決して、心を曇らせたりせずに、明朗を保つように過ごして行きましょう。