以前お世話になり、いろいろと教えて頂いた西脇俊二先生のご著書「がん克服の7カ条」をご紹介します。
西脇先生は、現在、目黒、祐天寺でハタイクリニックを開業されていて、断糖食事療法や超高濃度ビタミンC点滴療法、アユルベーダなど多様なホリスティックなアプローチで、さまざまな患者さんの治療に当たっています。
西脇先生は、さまざまな治療を行う上で、特にがんを告知された人たちに、がんを克服するために守って欲しい、努力して欲しいことを7つの項目にまとめました。
それは、どんなに素晴らしい治療を受けていたとしても、日常生活ががん細胞を応援するものだとしたら効果が半減してしまい、治るものも治らなくなってしまいます。その効果に大きな影響を与えるのが日常生活なのです。
(一部、私が補足してあります。)
1. 何が何でも治すと心に決める
がん細胞を応援してしまう生活習慣をしないように油断しないで下さい。
2. 糖を抜く
普通の細胞に比べて、がん細胞は8倍もブドウ糖を取り込むので、糖質を摂ると、それだけがん細胞に栄養を与えているようなことになります。
3. 消化力を上げる
消化力が落ちると、情報を処理したり、取捨選択したり、理解したり、まとめたりすることがうまくいかなくなります。生のショウガや香辛料をうまく使って、体を冷やさないようにして行きましょう。
4. よく眠る
睡眠不足だと自律神経やホルモン、免疫の機能が低下したり、バランスを崩してしまいます。
5. よく笑う
がんの原因になるストレスは、がんを治すときも悪い影響を与えます。笑うと副交感神経が優位になり、また、免疫力が高まります。特に、がん細胞やウイルスを攻撃するNK細胞が活性化します。
6. 身体を温める
体温が下がると、血流が悪くなり、免疫力が低下します。身体を温めると、免疫力が上がり、消化力も上がります。体温が1℃上がると、免疫力は一時的に5~6倍アップすると言われています。身体を温める方法としてお勧めなのは、有酸素運動のジョギングです。(私はウォーキングをお勧めしています。)(やり方は下記)ジョギングによりミトコンドリアが増えて、がん細胞の増殖や転移を抑制します。
7. ビタミンCを摂る
がんになると激しく落ち込んで、うつ状態になる人がいますが、うつ状態を防ぐのにもビタミンCが必要です。うつになると、脳内物質のセロトニンやノルアドレナリンが不足しますが、原料となるのはタンパク質、補酵素となるビタミンC、ビタミンB6、亜鉛、鉄などです。
(ジョギングのやり方)
① 脈拍90で10分歩く(ウォーミングアップ)。
② (220-年齢)×0.8の脈拍で30~40分走る。感覚としては、うっすら汗が出て、息切れしないレベルです。
③ ①のスピードで10分歩く(クールダウン)。
※所要時間は、約1時間です。