毎日のように杏林予防医学研究所所長の山田豊文先生が、素敵な音楽などをLINEで送ってくれています。
その先生のフェイスブックが消された事件があります。それは、新型コロナウイルス対策として食習慣や生活習慣の重要なポイントとして「緑茶」を推奨した投稿についてです。
フェイスブックでは「この投稿は身体的危害につながる偽情報に関するFacebookコミュニティ規定に違反しています」との非科学的、理不尽な理由です。
「緑茶が新型コ〇ナウイルス対策に有効」だとする研究論文に基づいたものですが、これが不都合な理由(不都合な真実)があるのでしょう。
詮索はあえてしませんが、緑茶に多い“エピガロカテキンガレート(EGCG)”には新型コ〇ナウイルスへの強力な不活性化作用が認められているのです。緑茶には、ファイトケミカルのカテキンに4種類知られていて、そのうちの一つがEGCGです。
EGCGは、新型ウイルスの表面にあるタンパク質に結合して、ヒト細胞への吸着と侵入を阻止します。また、EGCGがウイルスの内部に入り込み、ウイルスが作り出す複数の酵素の働きを抑えることも知られています。
ちなみに、EGCGの抗ウイルス作用が確認された研究では、新型ウイルスの薬として候補に挙がったレムデシビルやクロロキンという成分の効果と比較されましたが、これらの薬よりもEGCGのほうがはるかに有効であったことも分かっています。これらの薬には危険な副作用(有害作用)を伴うことを忘れてはいけません。
つまり、EGCGは薬より効果が高いうえに、薬のような副作用を伴わない理想的な物質だということです。
さらに、EGCG以外のさまざまなファイトケミカルにも、新型ウイルスの不活性化作用が確認されています。それを以下にご紹介します。
第1位:EGCG(緑茶) 第2位:クルクミン(ウコン) 第3位:アピゲニン(セロリ、パセリ) 第4位:βグルカン(キノコ類) 第5位:ミリセチン(クルミ、ブドウ、ベリー類) 第6位:ケルセチン(玉ねぎ) 第7位:ピペリン(黒コショウ) 第8位:ゲニステイン(大豆) 第9位:ダイゼイン(大豆) 第10位:フェルラ酸(玄米)
そもそも緑茶にはインフルエンザウイルスや他のウイルスに対して非常に有効であることは以前から知られていました。がんに対してもアポトーシスを促進したり、白血球の攻撃力を高めたりもします。
さらに、EGCGの強力な抗酸化作用はビタミンEを上回っています。
さて、今盛んに得体の知れないワクチンを打ちたがるように誘導されていますが、よく考えて下さい。ワクチン接種の経路と感染経路は違ったものです。
そのため、ワクチンの注射で出来る抗体は中和抗体と言っても、大部分は血中に存在するIgG抗体やIgM抗体です。感染防御に必要なのは、鼻や口、気管支の粘膜で働く分泌型のIgA抗体であって、これはワクチン接種では増えません。
ですから、ワクチン接種は感染防御にはまったく役に立ちません。しかも、新型ウイルスはあっという間に変異を繰り返して姿を変えてしまっています。
ですから、お茶をしっかり飲む方が科学的にも効果が高く、安心できると思います。
桜や桃の花もキレイに咲いていますし、お茶を持ってお出かけしてみませんか。
(参)ウイルスにおびえない暮らし方、薬と感染症“コロナ特効”ホンマかいな?