緑茶のファイトケミカルの驚くべき実力 – プラズマサロン ひだまり庵

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緑茶のファイトケミカルの驚くべき実力

ファイトケミカル(Phytochemical)は「植物に含まれる化合物」の意で、果物や野菜、豆、穀類、ナッツなどに含まれる“植物栄養素”とも言われています。当然、お肉などの動物性食品には含まれていません。

今回は、緑茶に含まれるファイトケミカルであるカテキンの驚くべき実力をご紹介します。


その驚くべき実力とは、本庶佑氏がノーベル医学・生理学賞を受賞したことで注目を浴びた“オプシーボ”より作用の働きで優秀だったというものです。これは、2018年に埼玉大学から報告された緑茶カテキンの作用に関するものからです。

オプシーボは、がん細胞を直接攻撃するキラーT細胞のPD-1と結合してブレーキをかけた部分を解除して、つまりキラーT細胞のブレーキを効かないようにしてしまい、その結果、キラーT細胞ががん細胞を攻撃することを可能にする薬です。

今回報告された緑茶カテキンの働きは、がん細胞のブレーキを外すのではなく、弱めるというもので、オプシーボとは異なります。

オプシーボの場合は、キラーT細胞のブレーキを効かないようにしてしまうため、ある意味、生体の組織・臓器など本来攻撃してはならないものまで攻撃してしまい、これが重篤な副作用となってしまうのです。しかし、緑茶カテキンは、がん細胞のほうに作用するため、キラーT細胞の機能自体は変化しません。すなわち、副作用は出ないわけです。

オプシーボは認可当初は、年間3000万円以上もの高額な薬価がついて大問題になっていました。また、上記のような想定外の副作用により亡くなる方も出て来て、結果、在来の抗がん剤と変わらない10%程度の有効性しかありませんでした。

一方、緑茶は古来から愛される飲み物であり、健康増進効果は長年の歴史が証明しています。しかも、安価です。

埼玉大学の報告の中には、さらに緑茶カテキンの一種「EGCG(エピガロカテキンガレート)」はがん細胞の細胞膜の機能に影響を与えて、がん細胞の活動を抑制します。それにより、がんの予防、増殖抑制、運動抑制などとして働くのです。

さらに、プラズマ療法の目的と同様に、がん細胞のアポトーシスを誘導する働きもあります。

そして、緑茶のコロナウイルス感染抑制などの有益な働きも考えると、もう毎日緑茶を飲まないと大変もったいないことですね。

今日、山梨は39.7℃と最高気温を記録した暑さでした。この暑い時期、感染予防、がん予防として、当プラズマサロンひだまり庵では水出し緑茶をお勧めしています。

冷蔵庫で1~2時間で出来上がりです。

ぜひ、これからは緑茶をもっと積極的に飲んで行きましょう。

 

(参)埼玉大学研究トピックス

2021.08.04[ がん ]

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