「塩」は必要不可欠、ただし「自然塩」を! – プラズマサロン ひだまり庵

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「塩」は必要不可欠、ただし「自然塩」を!

塩は単なる調味料ではなく、私たちの生命の営みに深く関与し、生体における全生理機能を確実に増強する「必需品」です。

特に、免疫機能を高め、病気を治す働きや、健康状態を一定レベル以上に保ち、健康長寿をもたらす働きに関りがある「還元力」を持った、生命エネルギー物質なのです。

ちなみに、塩の主な役割は以下の通りです。

 

  • 消化器から分泌される各種消化液(特に胃液)の分泌を高める。それによって消化管のぜん動運動を促し、腸内での異常な発酵を抑える。
  • 血管や心臓内壁に付着している不要物を取り除く。そのため、血管やリンパ管の老化防止が図られる。
  • 内臓全般の組織機能を活性化し、各臓器の生理機能と新陳代謝とをスムーズにする。
  • 脳神経系の機能を活性化することで、精神活動を活発にする。
  • 防腐、殺菌、解毒の効果を高めることで、血液が浄化され、自然治癒力を増進させる。

 

このような作用を十分に発揮させるためには、生体ミネラル(金属元素)を豊富に含む「自然塩」でなければなりません。

それは、生命の進化と深い関りがあるからです。生命が数億年前に陸に上がった時に、海水を体液(血液)として、自らの体内に抱き込んだのです。

海水の中には60種類以上の生体ミネラルが溶け込んでいて、これは血液イオンの組成と非常によく似ています。

ですから、その海水から作られた自然塩に含まれる生体ミネラルが、人間の体の内臓組織と親和性を持っているのも当然なのです。

例えば、「亜鉛は脳下垂体や生殖器」、「モリブデンは脳全体」、「バリウムは眼球、網膜」、「カドミウムは腎臓」、「ストロンチウムは骨」、「コバルトは血液、筋肉」、「銅は肝臓」、「鉄は腸粘膜」などです。

このような例をからみても、生体ミネラルは内臓やその機能にとって、必要不可欠なもので、欠乏した場合には各組織の本来の機能が作動してくれません。塩がもっている多彩な作用も、ナトリウム(Na)と塩素(Cl)が結びついた化合物である塩化ナトリウムの単独作用ではなく、生体ミネラルをそっくり含有している自然塩であればこそ発揮されるものなのです。

一般に広く使われている塩は、海水からイオン交換膜(石油系)を使って、塩化ナトリウムだけを取り出した精製された「化学塩」で、塩化マグネシウムや硫酸マグネシウム、塩化カリウムなどを含んだ「にがり」はほとんどありませんから、むしろ人間の生理機能を狂わせる存在で、発ガン物質の一つといえます。ですから、「自然塩」が望ましいのですが、自然塩に明確な定義がないために、各企業が宣伝文句として使っているだけで、本物の自然塩とはほど遠いまがいものも少なくないようです。

そこでお勧めは「岩塩」です。岩塩は、地殻変動で陸地に閉じ込められた海水が、自然に長い年月をかけて蒸発、結晶化したものです。その他にも、湖の水を蒸発させて作る「湖塩」があります。いずれにせよ、精製されておらず、自然な製法で作られ、生体ミネラル分を豊富に含む本物の塩を選びましょう。

そして、体を健全に働かせるために、大切な栄養素である自然塩をしっかり摂って行きましょう。

 

(参)ガンは食事で治す

2021.08.29[ 栄養 ]

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