7月にご案内した父が作り続けているシャインマスカットも無事皆様に送り終わることが出来ました。味わって頂いて、少しでも笑顔になって頂ければと思っています。
近年は異常気象が世界規模で頻発し続けている中、今年は長雨で悩まされてしまいました。山梨県内でも今年は天候による不作や病気で、収穫量が大幅に減少しました。私も空いている時間には、ぶどうの棚の下に行き、手入れをお手伝いしました。そして、なんとか皆様に発送できたので、本当にほっとしています。
ちなみに、世界でぶどうは、バナナ、かんきつ類に次いで生産量の多い果物です。1980年代前半までは世界で最も生産量の多い果物でしたが、現在では4位のリンゴに追いつかれつつあります。
世界のぶどう生産量のうち約70%がワイン生産用で、27%が生食用に使用され、残りの2%ほどがレーズン生産用です。世界最大のぶどう生産国は今や中国で、ついでイタリア、アメリカ、スペイン、フランスと続いています。日本はもともと少なく、さらに微減し続けています。
ところで、私はワインが好きです。地元の甲州ぶどうを使ったワインのレベルも高くなり、とても美味しく飲むことが出来ます。その甲州ワインは、少し前までは、やせた土地で、貧弱と言われる甲州ぶどうで美味しいワインが出来るはずがないと思われていたそうです。ところが、日本人の努力でしょう。見事に印象を覆し、欧州でも高評価のワインを作ることが出来るようになりました。そして、その甲州ぶどうの大きな特徴は、さまざまなスタイルを楽しむことができるところにあります。
樽に沈殿する滓(おり)を取り除かずに、その滓とワインを樽内で一定期間接触させる「シュール・リー」という技法のワイン。甲州の辛口タイプの主流として、ミディアムライトなボディ感のある、フレッシュな味わいのワインです。
また、樽で発酵させた後そのまま熟成させるタイプや、ステンレスタンクで発酵後に樽に移して熟成させるタイプなどの「樽熟」タイプは、樽由来のバニラ香や燻香、複雑性のあるミディアムライトボディのワインです。
その他にも、果皮の色素成分やポリフェノール類などが抽出されて、オレンジがかった色合いのワインや、フレッシュで爽快な味わいのスパークリングワインなどもあります。
おすすめは、休日に甲府盆地でのワイナリー巡りです。無料の試飲を楽しむことが出来るワイナリーが多いので、リフレッシュを兼ねて山梨にお越しください(^^♪
また、甲州市勝沼町の「ぶどうの丘」もおすすめです。ブドウ畑が前面に広がる甲府盆地の風景を望むことの出来る立地で、宿泊も出来、なおかつ地元のワイナリーのワイン約180種全ての試飲が1,520円で出来ます(^^;
今、コロナ劇場では変なことをしています。お酒は飲んで仲間と楽しむものであって、手の消毒薬ではありません!早く我に返って欲しと思います。