日本は世界でも長寿国の一つですが、特に世界の平均よりも顕著に長生きしている“ブルーゾーン”と言われている地域があります。
今回は、その4つの地域の暮らし方をご紹介します。
日本:沖縄
植物性食品が食事の中心で、農産物を育てたり、よく歩くことから足腰も丈夫です。
アメリカ:ロマリンダ(カルフォルニア州)
セブンスデー・アドバンチスト教会の管轄地域にあり、食事は肉類は少なく、全粒穀物や野菜、果物が中心です。ナッツの摂取量が多いのも特徴です。
イタリア:サルディーニャ島
全粒粉のパンと、豆や野菜、果物を中心とした食事です。少量の赤ワインを毎日飲むのも特徴です。産業は牧羊で、1日に何kmも歩く習慣があります。
コスタリカ:コニヤ半島
豆類、とうもろこし、果物をよく食べ、日の出とともに起きて農作業をし、夕食は早めの時間に軽く済ませて明日に備える暮らしです。
実は、この地域の人達にはいくつかの共通点があり、端的に言えば「自然に寄り添った昔ながらの暮らしをしている」ということです。
健康長寿には、植物性食品を中心とした伝統的な食事に、規則的な生活、適度な運動量、周囲の人たちや地域の人たちと関り生きがいがあることが大切です。
京都の杏林予防医学研究所アカデミーでは、自然の営みを尊重し、その力を借りることで細胞環境を調え、真の健康を目指す「細胞環境デザイン学」を学びます。
まさに、その学びはブルーゾーンで暮らす人々に共通したものです。自然に習い、生活習慣を整えれば、後は自ずから健康になって行くものです。
多くの人工環境の中で暮らす私たちは、少しでも自然を取り入れて、そのリズムを意識して過ごす時間を取っていってみましょう。
(参)死ぬまで元気に生きるための七つの習慣、老けない体をつくる生活習慣