断食は昔から多くの聖人が行ってきました。
「月に1度断食をすれば、病気にならない」「病人に食べさせると、病気を養う事になる。一方、食事を与えなければ病気は早く治る」の名言で知られ、「医学の父」と呼ばれている古代ギリシャの医師ヒポクラテスは日常的に断食を実践していました。
現代の日本人は、これと真逆で、食べ過ぎによりさまざまな病気、奇病を作っています。
いつでも、どこでも食が手に入り、それによる病気を多く抱えることになった現代人は、ようやく断食(ファスティング)の価値に気づいて実践するようになりました。
断食は本来、食を断つという意味ですが、近年のファスティングはダイエットやデトックスなど従来の断食とは若干異なった意味で使われています。
主にダイエットを目的に行われていることが多いですが、体の中の毒素を出すデトックスなどの体質改善を目的に行われています。
飽食・偏食の現代では、体に良いものを取り入れ、良くないものを上手に排出することは私たちの健やかな生活には必要不可欠になっています。
今回は、ファスティングが体にもたらす効用、いわゆるプレゼントをお伝えします。
- 「若返りホルモン」と言われる成長ホルモンの分泌を促し、魅力的に若返ります。
- 代謝を整え、活性酸素を除去し、遺伝子修復に働く「長寿遺伝子」ことサーチュイン遺伝子が活性化して若返ります。
- ファスティング2~3日後から内臓脂肪が燃焼し始め、人により腹筋が見えて来ます。
- 脂肪細胞の中に潜む病原性微生物、有害な情報伝達物質などが排出されます。
- 体細胞内の有害ミネラルが排出されます。
- α波が出やすくなり、集中力が高まります。また、勝負に強い「勝負脳」を作ります。
- 細胞内で傷ついた所を修復するHSP(ヒートショックプロテイン)が増加し、細胞を蘇らせたり、アポトーシスにより修復できない細胞を取り除いてきれいにします。
- 細胞構成成分のリサイクル機能であるオートファジーを活性化し、体を強化します。
- 腸内環境を良くして、免疫力を高めます。
今回、zoomを使ってのグループファスティングでは、3日から5日にチャレンジしました。
体重をしぼれたばかりか、皆が上記の恩恵を少なからず受け、素敵な心身を取り戻すことができました。
災害予防は多くが実践していますが、自身を襲う不慮の病に対しては対策が不十分に思います。自身のライフスタイル、食を見直し、ファスティングを楽しんでみましょう。