感情を見てみましょう! – プラズマサロン ひだまり庵

ひだまり庵 公式ブログ

感情を見てみましょう!

直感医療では、感情は「恐れ」と「愛」の二つに分けられると学びます。

また、東洋医学では、感情を五つ「五志」として「怒り」「喜び」「思い悩み」「憂い・悲しみ」「恐れ」に分けています。

その共通項の「恐れ」は、基本的に6つあり、①生存、②未知、③放棄、④裏切り、⑤拒絶、⑥死です。

そして、私たちが生み出し経験する様々な心配事は、この6つの恐れがもとになっています。変化に対する恐れは未知に対する恐れから生じるものですし、経済的な心配は生存に関わること、孤独に対する恐れは放棄、病気に対する恐れは死、信頼関係に関する問題は裏切りなど、例をあげればきりがありません。

恐れは、怒り、激怒、脅威、心配、反抗、復讐、腹立ち、憤慨、悪意、短気、嫌悪、否定、悲嘆、危惧、臆病、不安、疑い、畏怖、逃避、裏切り、無感動、威嚇、拒絶、批判、不満、屈辱、苦しみ、悲しみなどのあらゆるマイナスの反応の根源です。

このマイナス感情は、副腎からコルチゾンを放出させ、私たちの免疫システム機能を阻害することになります。これにより、慢性疲労症候群、結合組織炎、エイズのようなウイルスや細菌による感染、ガン、自己免疫疾患、リウマチ、喘息、糖尿病、消化器系障害、多発性硬化症や骨格の退行性疾患、心臓病を引き起こす可能性を高める動脈の慢性的な炎症などにかかりやすくなります。

さらに、心理的には病的恐れ、中毒、脅迫神経症などを引き起こしやすくします。

ですから、私たちは自身の感情に目を向けて気付いて行かなければならないのです。気付くことで、とらわれから距離を置いて見ることが出来、少し冷静になります。その感情を自身からはがして、プラスの態度や考え方を演じる機会を得ることになるのです。

東洋医学の五志の「喜び」以外は、全てマイナス感情であり、大きく「恐れ」にくくられます。このことからも、私たちの本能は、生命として生き残って来た性分からも「恐れ」というマイナス感情が過半数を占めています。

いつ襲われてしまうかもしれないという命の危険から逃れる機敏さは、本能から来るものです。

しかし、人間として本来の生きる目的に目覚めてより良い人生にして行くには、「恐れ」というマイナス感情をいかにコントロールして「喜び」の時間を取っていくかによるでしょう。少なくとも「落ち着き」「安寧」のような中庸な心の状態で過ごすことは、私たちがバランスの上で健康を保っている以上、とても大切なことです。

私たちの日常では、様々な刺激により瞬時に脳が好きか嫌いかを判断して、プラスかマイナスのどちらかの感情を湧かしてしまいます。しかし、その感情を増幅させないこと、長引かせないこと、そして、常に明るい心に持って行く、保つことが大切になります。

「その時は、その時」「何とかなるさ」「自分は自分」「縁ある人を輝かせよう」「楽しく行こう」

そんな気持ちで感情に流されず、気持ちをコントロールして人生を良くして行きましょう。

 

(参)感情地図、漢方医学

2022.12.06[ ブログ ]

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