本来、呼吸は鼻でするものですが、マスクによる息苦しさで口呼吸になりがちのようです。
今回は、鼻呼吸の大切さをお伝えします。
まず、口呼吸のデメリットは、子どもは猫背になりやすく、気管が弱くなります。また、脱水症状になりやすく、口が渇くと口内が酸性になりやすく、歯や歯茎の病気になりやすくなります。口内のバクテリアの種類も変わり、口臭の原因になります。さらに、口呼吸はいびきや睡眠障害の原因になります。
一方、鼻呼吸のメリットは多岐に渡り、以下になります。
・呼吸への抵抗のため、体内に取り込める酸素量が増え、疲労物質の乳酸が減少する
・吸い込む空気が温まり、湿度が上がる
・吸い込んだ空気から大量の細菌やバクテリアが除去され、気道がきれいになる
・運動時に鼻呼吸すると、有酸素運動と同じ効果が得られる
・集中力が高まる
・質の良い睡眠が得られる
・心臓病の症状を改善する
・喘息の症状を改善する
・歯並びが良くなる
プラズマ療法の強い味方である一酸化窒素も鼻呼吸により、その利点を得られます。
実は、一酸化窒素は10万キロに及ぶ血管壁以外に鼻腔でも作られます。腹式呼吸で鼻呼吸することで、鼻で作られた一酸化窒素が肺や血管に送り込まれて、多くのメリットを享受できます。「高血圧を予防する」「コレステロール値を下げる」「動脈の老化を防いで柔軟性を保つ」「動脈瘤を予防する」など。
せかせかせずに、ゆったりとした鼻呼吸は毛細血管も若返らせます。口は食べ、しゃべるもの。呼吸は鼻を意識して行きましょう。
(参)人生が変わる最高の呼吸法