先日の日曜日に杏林予防医学研究所アカデミーの10周年記念講座が開催されました。
今回の記念講座のテーマが「がん」ということで、がんのサポートを掲げて実践している以上、学んでスキルアップを図りたいとの思いで参加しました。私がここで講座を受けて講師の認定を頂いてから5年程経ちますが、益々講義内容もボリューミーになり、幅広く、かつ深い学びをおさらいして来ました。
やはり、がんは遺伝子変異が積み重なってなるのではないことや、現代医療がいかにおかしいかが納得出来ました。
すでに数々の研究で、がんが遺伝子変異の蓄積でないことが証明されているにも関わらず、遺伝子変異が積み重なった不治の病としていることです。そして、現在盛んに行われているガイドラインに則った抗がん剤・放射線・手術という3大療法をファーストチョイスすべきでないことも理解出来ました。
がんは、自身の細胞が間違った食事を含めた生活習慣によって細胞環境が悪化し、自ら選択してがん細胞になり大きくなったものなのです。ですから間違いを正せば、つまり正しい生活習慣を取り戻せば、がんはもとの正常な細胞に戻りますし、悪さをせずに共存も可能なのです。
1960年代以前では、発がん率も低く、しかも発がんしていても共存していました。
ところが、現代ではがん検診や人間ドッグに行けばがんから身を守ってくれるかのような誇大広告で集客し、早期発見してガイドラインに則って治療して行きます。これでは「生活習慣が間違っていますよ」という大きな気づきをもたらしてくれた折角のがんという大病の真意に気づかないばかりか、自身で病に向き合っていく改善の場も奪ってしまっています。
そして、がん検診によって発がんを促されて犠牲者が増加することも分かっているので、世界では日本のように熱心に検診が行われていません。
また、夢の新薬との期待で登場したオプシーボ(ニボルマブ)は実験室発祥の空論によるもので、副作用もひどく、また承認後の比較試験データでは従来の抗がん剤よりも効果のないことを理解しました。
そもそも抗がん剤はがんを治療する効果はほんのわずかです。むしろ長期間使用することで、正常細胞のダメージも大きくなって来ますし、いったんがんが縮小しても再度凶暴化して大きくなって来ます。ですから、3カ月とかの短期間で、がんがどのくらい小さくなったのかくらいの判定を用いているのです。
その一方で、抗がん剤以上の働きが、多くの野菜にはあるのです。
アメリカで発表されたがん抑制効果のある食品、デザイナーフーズピラミッドの最上位にあるニンニク、キャベツ、大豆、せり科植物などには様々な機序でがんを抑える効果があります。がんをアポトーシスに導いたり、がんの増殖を抑えたり、解毒や抗酸化に関わる酵素の発現量を増やして抗がん力を増強したり、がん幹細胞の維持・増殖・転移を抑制したりと、抗がん剤顔負けの能力です。しかも、食品なので安全性は抜群です。
その一方で、牛乳や肉、塩分、アルコールはがんの発症や増殖にプラスに働きます。
ですから、本当に食事の選択は大切なので、ぜひ理解して食を正して行きましょう。
その他、多くの学びや出会いもあり、所長の山田豊文先生には感謝しかありませんでした。
私も、山田先生に出会い、今までやって来たことに対しての自信が得られたことと、新たな情報を頂いて成長して来られました。
また、8月、9月と学びに行きますが、皆様も一生の宝になる情報なので、ご興味ある方はぜひ参加して見て下さい。