今の日本はどうでしょう。
日本人の死因のトップであるがんは、他の欧米諸外国では減少に転じているのに、増加を続けています。また、国民の医療費と介護費用の総額は60兆円を超えて、税収とほぼ同額です。
子ども達の不登校やいじめは増え、自閉症や知的障害児も増え続け、自殺や小児がんも増加し、不妊で赤ちゃんを授かることもままならなくなって来ています。
これらの状況は、現代における生活、身の回りのほとんどのものが問題だらけだということです。
ですから、分野や領域の壁を越えて、見直さなければならないことを全てやっていくことが大切になります。
今回は、京都市の杏林予防医学研究所内の(一社)日本幼児いきいき育成協会(JALNI)の取組みをご紹介させて頂きます。先日、このJALNIのマスター養成講座を受講し、日本の将来を担う子供たちの現況と問題点を学び、具体的な対策を講じて、子供たちを救って行くことの必要性を強く思いました。
この具体策こそJALNIの目的で、胎生期から幼児期の子供の健全育成の正しい知識の普及とその推進に資することです。
なぜ、胎生期からなのか。それは、子供たちがお腹にいる時から、食事を始め様々な影響を受けていくからです。そして、お腹の中の胎児が女児であれば、その女児の卵巣内では原始卵胞が出来上がっていて、その時点から卵細胞の減少が始まるからです。もう、母親が妊娠5カ月ごろには孫の種も出来ているのです。
そして、健全でいきいきした子供たちを育成するための項目は、次のようなものです。
食育/音育/朝型生活/噛み方/正しい呼吸/自然の中での遊び/有害なものの回避や除去/適度な不衛生/笑い・・・
食生活においては、精白した炭水化物や加工食品、トランス脂肪酸を避け、油の摂り方に気をつけて行くことなどです。
「ま・ご・は・や・さ・し・い」の食を取り入れて行くことです。自然の力を使うことです。
このままでは本当に子供たち、そして孫たち、日本の未来が危険になります。
ぜひ、日本幼児いきいき育成協会(JALNI)の教えを学んで行きましょう。
少しでも身の回りの間違った生活習慣に気づかせて行き、世の中を良くして行きましょう。
(参)日本幼児いきいき育成協会