気候の異常で、この夏も暑さが増しています。すでに、静岡でも40℃を超える状態になりました。
暑いと、体の熱を冷まそうと、血液が体表に偏り、胃腸などの内臓への血流が減少傾向になります。そのために、胃腸などの内臓機能が低下して、食欲が落ちたりすることになります。
そして、暑いからと、冷たい飲み物やアイスなどを飲んだり食べたりすると、余計に胃腸の機能低下を起こしてだるさや疲労が引き起こされます。
ですから、暑い時には、胃腸を冷やさないことを意識して飲食すること、消化機能を保つことを意識することが大切です。
よく噛むことで消化を助け、体調を維持するために、食事にも気を付けましょう。
そして、代謝を整えるためには、ビタミンやミネラルなどの栄養素が必要です。これらは、代謝酵素の補酵素として働きます。吸収を助ける胃酸でミネラルがイオン化することが大切なのです。
先ほど述べたように、暑いからと冷えたジュースやビールを飲み過ぎると、消化力を低下させ、なおかつ、代謝でビタミンやミネラルが消耗されて体調を崩します。
甘いものも同様です。
漢方では、胃は湿を嫌うと言い、ダラダラ食いで常にお腹に何か入っている状態は胃腸の機能、消化力を低下させます。
甘いものや加工食品、油の多いものは控え、メリハリを付けて、「ま・ご・は・や・さ・し・い・わ」の食事を心がけて行きましょう。
汗でミネラルが余計に失われる時期です。特に、重要なミネラルと言われていて、一番不足がちなマグネシウムは、しっかりと豆類や野菜、海藻を摂ることで得られます。
このようなことを気を付けて、夏負けしないようお過ごし下さい。