運を貯める – プラズマサロン ひだまり庵

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運を貯める

日本人はとても貯めることが好きで、特に貯めたお金は世界一です。

これは、世界でも一番地震をはじめ、自然災害が多いことで、備えに対して高い意識を持っていることによるものと思われます。

ここで、運について考えてみます。運には、2つあります。

一つは、「宿命」といって、生まれた日時、場所、両親、性別といった生まれた時の条件です。「親ガチャに外れた」というようにネガティブな使い方がされていて残念なことですが、生まれた時にすでに決められている命で変えられないものを言います。

もう一つは「運命」で、その後の生きていく環境や過程で選択していくことで作られていく命です。自分で命を運んで行けるものになります。

そして、この運はポイントと同じように貯めたり、使ったりすることが出来ます。

ただし、お金やポイントは数字が分かるので、理解しやすいですが、この運に関しては、どのくらい貯まっているのかが分からないことです。ただ、貯め方は決まっています。

それは、人や自然に良いことをすると貯まるということです。人に親切にする、笑顔にする、人と出会ったら、真っ先に笑顔で大きな声で挨拶をするなどのことで運のポイントが貯まります。特に、多くの人に喜ばれるとポイントは何倍にもなって貯まります。「人の喜びを我が喜びに」です。

また、公共の場を掃除したり、トイレ掃除をすることでもポイントが貯まります。

もう一つ重要なことがあり、そのポイントは宇宙に預けられているので、すぐには使えないことです。

かつて、日本人は和歌山県沖で遭難したトルコ人達を命懸けで救助しました。それによりたくさんのポイントを獲得しました。1890年のことで、エルトゥールル号で知られているお話しです。それから95年後にイラン・イラク戦争の際、イランに取り残された日本人215名が、危険の中、自国民より優先してトルコが救援機を出してくれたことによって危機を脱することが出来ました。

かつて、帝政ロシアの支配下に置かれていたポーランドで、祖国ポーランドの独立を図ろうとする愛国者達が流刑地で極寒の地であった凍土シベリアに流刑になっていました。そこでは、飢餓と疫病で多くが亡くなり、親を失った子供達はより一層悲惨な状態に置かれていました。ロシアに忖度する欧州諸国が支援を断る中、日本は人道的な観点から、当時国際的にも未承認だった流刑者の子供達に支援の手を差し伸べ、765名の孤児達を救いました。日本で病気の治療や養生をした後、祖国ポーランドに送り返すことが出来たのでした。それから約70年後、平成7(1995)年1月の阪神・淡路大震災で親を亡くした日本人の子供達30名をポーランドに招待してくれたのです。その中に、当時シベリア孤児だった4名が参加していました。すでにご高齢で、歩くのもままならない。4名は涙ながらにバラの花を震災孤児一人一人に手渡したのでした。

かつて日本は、祖国のため、東南アジアの国々の独立のために、負けると分かっていながら、大国に義の戦いを繰り広げました。当時、二十歳前後の多くの若者が親兄弟を守るため、祖国を守るために、敵戦闘艦に体当たりを繰り返しました。その後、多くの国々が独立を遂げ、また、その後の日本の経済発展を遂げることが出来ました。

それは、彼らがたくさんのポイントを貯めて使わなかったからです。そして、そのポイントはすでに使い果たしていると思います。

ポイントは貯めないと使えません。そして、すぐに使えません。自分で使えないかも知れません。しかし、貯めたポイントは子供や孫達が使うことができるでしょう。

良い世の中にするために、ポイントを貯めて行きましょう。

2025.04.07[ こころと魂を養うお話しブログ ]

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