アメリカの一流医科大学教授が229の医学論文から導き出した「食事」の結論、「果糖中毒」から、「メタボは怖い病気の詰め合わせ」の章をご紹介します。
・・・数字はウソをつかない。
2003年に行われた生命表(各年齢の者が1年以内に死亡する確率や生き延びられる期待値などを死亡率や平均余命などの指標によって表したもの)の分析では、太っていればいるほど早く死ぬことが示された。
人は肥満で死ぬわけではない。肥満と「旅する」病気によって死ぬのだ。
さまざまな代謝不全こそが、肥満を悲惨なものにしている。
「メタボリック症候群」には、糖尿病、高血圧、心臓病、がん、認知症など、あなたを殺す病が詰め込まれている。
メタボリック症候群になるには、なにも太っている必要はない。何といっても、正常体重の成人の40%までもがメタボリック症候群にかかっているのだ。肥満はメタボリック症候群の「マーカー」ではあるが、メタボリック症候群の唯一のマーカーではないし、メタボリック症候群を引き起こす原因でもない。
ただ、誰もが同意するのは、インスリン抵抗性がメタボリック症候群の明らかな特徴であるということだ。・・・
それも含め、以下にメタボリック症候群が引き起こす「10のリスク」をご紹介します。
1. 肝臓のインスリン抵抗性
2. 高インスリン血症
3. 脂質異常症
4. 高血圧
5. 心臓発作・脳卒中
6. 肝硬変
7. 不妊症など
8. 2型糖尿病
9. がん
10. 認知症
どうですか?
以前、糖質過剰がメタボなどを引き起こすことをお話しましたが、本当に、「メタボは怖い病気の詰め合わせ」ですね。体重計に、毎日乗って見て下さい。
現代社会では、意識しないと体型は守れなくなっています。
どんなスイーツも「のど元過ぎれば、太るだけ」を合言葉に、脳に騙されず、体を守り、健康を維持して行って下さいね。
(参)果糖中毒