幸運、健康、美容、人間関係など人生が好転する「カインドフルネス」を心理カウンセラー、ラッキーさんのブログからご紹介します。
まず、「カインドフルネス」とは何かと言いますと、親切(カインド)をたくさん実践することです。ほんの些細なことでも大丈夫です。
笑顔で対応する。何かお手伝いをする。助言をする。道を譲る。ありがとうと感謝する。家族にやさしくする。ペットをやさしくなでる。人をほめるなど、人が笑顔になり、喜ぶことをたくさん実践するだけです。
単純ですが、その効果はバカに出来ません。それは、心理学のみならず、生理学、脳科学、医学でも親切の大切さが実証されているのです。
「人を喜ばせると良いことがいっぱいです。」ということなのです。
具体的なカインドフルネスの効果として、どのような脳内ホルモンの分泌に影響しているかを以下に列挙します。
- 胸があたたまる → 愛と絆のホルモン「オキシトシン」の分泌
- すがすがしい気持ち → 幸せと安心のホルモン「セロトニン」の分泌
- うれしさ → 快感と鎮痛のホルモン「エンドルフィン」の分泌
- イキイキ元気 → やる気と喜びのホルモン「ドーパミン」の分泌
これらのホルモンの影響で私たちの心と体にさまざまな奇跡が起きるのです。
ここで、ロゼトという一つの町の例からカインドフルネスの効果の一部をご紹介します。
そのアメリカ・ペンシルバニア州のロゼトという町の住人には心臓病が少ないのですが、その原因をさまざまな観点から探ってきたのですが分からないままでした。しかし、50年間研究を続けた末にその理由が解明されました。
それは、助け合いの習慣があり、絆がとても強く、市民全員がカインドフルネスを実践していたのでした。
このように親切を実践するとオキシトシンの分泌が高まります。オキシトシン濃度が上がると、動脈で一酸化窒素(NO)が発生するのです。
この一酸化窒素(NO)は以前にもご紹介した“奇跡の分子”です。プラズマウォーターにたくさん含まれているものですね。
その一酸化窒素(NO)は体内でさまざまなうれしい働きをするのです。
まず、血管を柔らかくして血管を拡張することで血圧を下げるものですが、これが心臓病を防ぐ「ロゼト効果」と呼ばれるものでした。
さらに、血管が拡張すれば血流が良くなるので、体内のさまざまな臓器・筋肉やお肌、脳など隅々に栄養が行き渡って体全体がイキイキとして健康をキープ出来るのです。
それ以外に、免疫力アップ、感染症予防、記憶力アップ、集中力アップ、認知症予防などの効果があるのです。
健康と老化防止には一酸化窒素(NO)の濃度をキープすることが最も重要だと言っている研究者がいるほどです。ちなみに、一酸化窒素(NO)の働きを発表したイグナロ博士はその功績が称えられて1998年にノーベル賞を受賞されています。オキシトシンの副産物の一酸化窒素(NO)だけでもこれだけの素晴らしい効果があるのです。
人に親切にすることは、一酸化窒素(NO)の多様な効能を享受できるのです。
ぜひ、これから毎日小さな親切からで結構ですから、この簡単なカインドフルネスを実践して行きましょう。
(参)ブログ「心理カウンセラー、ラッキー」