副腎疲労の改善を栄養面からサポートしよう – プラズマサロン ひだまり庵

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副腎疲労の改善を栄養面からサポートしよう

朝起きられない。やる気がでない。すぐにキレる。何もないのに悲しい。など、副腎疲労の主な原因は、「休息の不足」「過剰なストレス」「忙しい生活」「アンバランスな食習慣」です

そして、次の4つの要素が副腎疲労の予防と回復のポイントであることがわかっています。

それは、「栄養」「ミトコンドリア」「腸」「脳」です。

この4つは相互に関連し合っていますが、一つずつアプローチすることで、副腎疲労は改善されます。

今回は、そのうちの「栄養」についてお伝えします。


現代の食生活は、好きなものをいつでも食べられる環境のため、摂取する栄養の偏りとミネラル不足が問題になっています。

このような状況もあり、副腎疲労改善では、特に以下の5つの栄養素が必要です。

 

  • マグネシウム
  • ビタミンB群
  • タンパク質
  • ビタミンD
  • 亜鉛

 

  • マグネシウム

マグネシウムは、直接、間接を含めると、ほとんどすべての細胞の代謝にかかわっています。まず、マグネシウムは自律神経、中枢神経、末梢神経、すべての神経の興奮を鎮めます

マグネシウムは、HPA-アクシス(視床下部―下垂体―副腎の指令系統)において、ストレスに過剰反応している場合は、副腎皮質刺激ホルモンの分泌を低下させて、コルチゾールの過剰な放出を抑制してくれます。

また、ミトコンドリアでATPが作られる過程において、マグネシウムは必須のミネラルです。

その他、ホルモン代謝やコルチゾール産生、解毒など、多くの代謝反応に関わっています。

ゆえに、マグネシウムは多岐にわたって副腎皮質の改善、予防に貢献してくれます。

(補い方)穀類、豆類、ナッツ類、海産物、野菜、自然塩

(参)ブログ:2019.7.17(栄養)

 

  • ビタミンB群

ビタミンB群は、マグネシウムと同じく、各種代謝反応の補酵素として働いています。

特にミトコンドリアでATPを産生するときには、「解糖系―クエン酸回路―電子伝達系」のすべての経路でビタミンB群が必要です。

現代人は、特にパンやパスタ、お菓子などの精製小麦や砂糖などの摂取量が多く、その代謝のために多量のビタミンB群を浪費しています。

(補い方)豚肉や魚などのタンパク質や野菜などを中心に幅広い食材に含まれています。ただし、慢性疲労症状がある場合は、食品だけでは充分ではないので、サプリメントで補いたいです。

 

  • タンパク質

タンパク質は体を作る主要な栄養素です。そして、酵素やレセプター(受容体)の元ともなり、重要な役割を果たしています。

先程のビタミンB群の内のビタミンB6が不足すると、タンパク質の再合成が体内で充分にできません。タンパク質が不足すると、消化酵素の分泌も減少し、消化吸収率が下がってしまいます。

(補い方)豆類、肉、魚、卵

 

  • ビタミンD

太陽光を浴びることで、体内で生成できますが、日本人の半数以上が不足しています。

働きとして、カルシウムの吸収のほか、免疫のコントロールをします。また、ビタミンDは遺伝子のスイッチのオン、オフをコントロールしたり、抗酸化作用、血圧降下作用といった多様な機能をもっています。

不足すると、免疫調整がしづらくなり、腸壁のタイトジャンクションを守れなくなります。また、やる気を促すドーパミンが産生されにくくなり、気力が失われ、うつ状態になります。

(補い方)日光を浴びましょう。日照量の少ない12月の正午の場合、沖縄では約8分、関東地域では約22分、北海道では約76分の日光浴が必要です。食品では鮭、干しシイタケ

 

  • 亜鉛

亜鉛は、細胞のタンパク合成や細胞再生、消化酵素など、200種以上の酵素の活性に関わっています。

不足すると、酵素活性が低下し、細胞の機能が低下します。また、ミトコンドリアのATPをエネルギー化する機能にも影響を与えます。

(補い方)カキなどの魚介類、動物性タンパク質、ナッツや豆類、野菜全般

 

以上、副腎皮質を改善する5つの栄養をご紹介しました。

昔に比べると、野菜に含まれるミネラルなどの含有量が少なくなっていたり、魚や肉などには有害ミネラルや抗生剤などの有害物質の含有量が多くなっていたりしていますが、さまざまな食材をまんべんなく摂りながら、しっかり栄養を補っていってくださいね。

 

(参)疲れがとれない原因は副腎が9割

2020.09.23[ 副腎疲労 ]

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